御会式・沖縄民謡・アメリカ人

先日行われた当山「御会式」法要、国内外の様々な文化が交じり合い、とても印象的な法要となった。
今回は、フレンドシップ・フォース広島のホームステイ受け入れで来日しているアメリカ人、トルコ人9名が参加された。当山にて、日本の伝統仏教の儀式に触れ、仏像や仏教絵画、歴史的建造物を拝観し、そして母国では決して味わえない、寺という特殊な空間の中での昼食会を催した。
檀信徒と同席して行われた「御会式」法要。小僧さんの叩く大太鼓に合わせて、団扇太鼓に挑戦です。
堂内ではいささか緊張した面持ちではあったが、読経に合わせて叩く“団扇太鼓(うちわだいこ)”“焼香”を説明をしながら体験してもらった。太鼓は上手にリズムをとっておられたが、焼香の時には、香の煙にむせて咳き込んでいる様子であった。外国人ならではのリアクションであろう。
沖縄の衣装を身にまとい、楽しいライブを奉納してもらいました。初めて見る沖縄民謡に、興味津々でした。
法要が終わると、今度は沖縄民謡ライブを皆で観賞した。琉球衣装をまとった“タンイッチャー”メンバー4名が、三線や太鼓で沖縄民謡を披露してくれた。初めて沖縄の民謡を聴いた時には、心に語りかけるその歌詞とリズムに感動したものである。
アメリカ人達も初めて沖縄の文化に触れ、カメラやビデオにその様子を納め、喜んでおられた。
医師や教師、経営者など様々な職種のFFメンバーです。ホストファミリーを交えての昼食会。皆さん喜んでおられました。
沖縄民謡の奉納も終わり、今度は屋外に出て境内の散策へ。当山に移築された福山城の石垣や神辺城門、井戸や水盤舎、タワークロック鐘楼堂を見学され、見るもの全てに興味を抱いておられた。正午には七面堂に集合し、昼食会を開催した。日本ならではの和食弁当に挑戦しながら、関係者との親睦を深めておられた。その後はFACMの見学に、ボンネットバスに乗り込み当山を後にした。
最近は沖縄の米軍基地の移転問題でマスコミ報道が連日なされている。そんな中で、伝統仏教、歴史文化、沖縄文化に触れるアメリカ人達と交流が持てるということは、とても意味深いと感じる。
国や文化や宗教は違えど、相手を理解しようとする“行動”は、人と人とのつながりにとても大きな力を与えてくれると感じる。

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  1. フレンドシップ フォース広島地区・尾道地区受入れのホームステイ者およびホストファミリーご一行がご来館くださいました

    フレンドシップ フォース広島地区・尾道地区が受け入れられたアメリカ(ヒューストン・コネチカットほかの混合クラブ)およびトルコからのホームステイ者9名と、ホストファミリー(ホームステイ受入先ご家族)の方々が、11月23日(月・祝)にご来館くださいました。

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