アームレスリング大会

先の日曜日、福山駅前にてアームレスリング大会が開催された。全国各地から腕自慢の男女が集い、各階級ごとに熱い戦いが繰り広げられた。今回、ひょんなことから大会の案内をもらい、それを見て興奮する息子の勧めもあったので、申し込むことにした。多少腕には自信があったが、初めての試みとなるので、“未経験者の部”でのエントリーにした。当日、受付に到着すると、太い腕がやたらと目立つ、体格の良い男女がすでに大勢並んでいた。おそろいのTシャツを着た若者も多く、よく見ると、大阪や九州のアームレスリングチームのロゴが刻まれていた。「なるほど、この人たちは福山に遠征に来て、“経験者の部”で勝負するんだろうな。」と思っていたが、“未経験者の部”でエントリーしていることに、後で気づいた… 
NHKのニュースに、この姿がちらりと映りました。全日本のチャンプクラスになると、力の入りようが違います!
大会が始まり、主催者からの挨拶、ルール説明がなされ、女子の部からスタートした。腕自慢の勝負だけに、ほとんど男性ばかりかと思っていたが、女性が入ると“華”があっていいものである。続いて未経験者の部が始まり、私の出番がまわって来た。息子の視線を感じながらいざ勝負へ。相手はいかにも鍛えていそうな、日焼けした好青年であった。ちょうどNHKのカメラも入っており、シチュエーションはバッチリである。礼、握手、セット、そして「レディーゴー!」のかけ声がかかった。頑張る親父の後姿を見せたかったが、上には上がいるものである…
しばらくすると敗者復活戦があるとのアナウンス。終わりと思っていたが、もうひとふん張り出来ることに。一人は抜くことが出来たが、次で敗退してしまった。
今回、成績は振るわなかったが、とても満足することが出来た。未経験者と言えども、チームに所属し練習を重ねているような人たちと腕を交え、スタイルや力のかけ具合、そしてコツを自ら体験することが出来た。また、アームレスリングは勝負の世界と言えども、やはり礼節を重んじ、勝負した相手への敬意をはらう“スポーツ”であることも実感できた。また機会があれば、楽しみながら勝負や練習をしたいものである。