水の有り難さ

満水時に比べ、怖くなるような水量でした。計器には、ダムの現状が表示されていました。
例年にない空梅雨で、福山市の水瓶となる八田原ダムの水位が、異常に低下していると先々週の新聞に掲載されていた。このままでは、取水制限も時間の問題であろうと書いてあり、実際にこの目で現状を確かめることにした。ちょうど休日と言うこともあったのか、見物人の数は意外に多く感じた。ダムは満々と水を湛えていた時に比べ異常に水位が下がり、普段は水の中にある山肌が露出していた。また日毎のダムの情報を示す計器には、貯水率33.7%と表示されていた。実際、雨が降らなければ、かなり厳しい状態であることが一目で分かる。
我々が日々何気なく使っている水道水、よくよく気をつけてみると、かなり無駄に使っていることがある。洗顔や歯磨き、食事の後片付け、シャワーやお風呂、手洗いうがい等々… 止めどなく流れ出る水を、出しっぱなしにして使っている経験は無いだろうか。ほんのわずかな動作で、使用する水を随分と節約することが出来る。1人1人が使用する量は知れていても、46万人もの福山市民が同時に節約を心がければ、必ずや大きな変化が表れてくるはずである。“無くなって、初めて気づく有り難さ。”一杯の水にも感謝しながら、日々を送ることの大切さを感じた。