試し合い

先日、空手の大会があり、久しぶりに息子がエントリーした。今回は中学1年生の部で、小学6年から試合を離れていたこともあり、多少なりと緊張が感じられた。平素お世話になっている、龍真会・ドラゴンジム。森藤最高師範は大会参加のことを“試し合い”とおっしゃり、大会で勝つことより、大会当日に至るまでの自分自身の内面を鍛錬することを重要視されている。その為に、1つの事が継続できるように目標立てを行い、日々の自分の行動を見つめなおす為の「反省ノート」を門弟達に勧めておられる。何げなく毎日を過すのと、目標に向かって過すのでは、その差は明らかである。たとえ小さな行いでも、毎日続けて1年間をやり通すことができれば、力も自信も自ずと具わることであろう… 龍真会からは20名程の門弟が参加されたが、どの子も懸命に“試し合い”に挑み、上位入賞を果たしたようである。
とかく不自由のない今の世の中、自らの心身を強くそして優しくする為に、あえて試練を課すことはとても大切なことである。勝敗も時として必要ではあろうが、その試練の奥にある“自らの成長”を感じ取ってもらいたい。最高師範のお言葉である。
誰も怪我なく試合が終わり、ホッとしました。