入学式

桜の花も咲きほこり、麗らかな陽気となった先日、息子の中学校「入学式」が行われた。朝食を済ませた息子が、一足先に家を出る。続いて和装姿の妻も出かけていく。出かけ間際に所用がはいり、何とか時間に間に合うよう私も家を飛び出した。学校に到着すると、すでに多くの保護者が会場に座っていた。中・高一貫校ということもあり、中学新1年生と高校新1年生の入学式が同時に行われた。中学生はやはり初々しい。“制服に着られている”といった感じであろうか。つい先日まで半ズボンだったイメージが強いのか、何だかそんな印象をうける。式が始まると、ピリリと会場が引き締まる。さすが私学、礼節の指導も期待できそうだ。30分ほどの式典が終わり、記念撮影の後、教室での説明に移る。保護者も教室の中にいるせいか、子ども達は少し緊張しているように思えた。担任、副担任の自己紹介が終わり、今後の学校生活の説明が順次進められていく…
自分が中学校に入学した時は、周りの顔ぶれもさほど変わるでなく、通う場所が変わるぐらいの感覚であった。それに比べると息子は、私とは随分違う感覚を受けているはずである。小学校の時と違ってクラス数も増え、授業もクラブ活動も充実してくるはずであろう。今しかない、一度しかない中学校生活を存分に楽しんでもらいたい。あの頃が、懐かしくさえ思える…
当山の桜の木の下で。やがて身長も追い越されるでしょう。