学びのテクニック

絵を描きながら単語を覚える。子ども達は楽しみながら覚えていきます。歌って踊る。体を動かすことに大喜びの子ども達。
先日、今年度最後の「英語教室」が行われた。レッスンを覗いてみると、どの子もカーター先生と楽しそうにやりとりをしているので、思わず微笑んでしまった。子ども達はとかく“吸収力”があるようだ。また、分け隔てがないので外国人であろうと物怖じしない。カーター先生は体も大きく一見近寄りがたい雰囲気もあるが、その実とても繊細でユーモラスな方である。レッスンではまずウォーミングアップで子ども達の意識を引きつけ、マジックやアドリブで笑わせる。そして気分がのってきた子ども達に絵や文字を書かせて英単語を覚えさせ、後半では歌ったり踊ったり、体を使って英語に馴染ませている。一見簡単そうに見えるが、大勢の子ども達を同時に集中させ、一度にコントロールすることは決して簡単なことではない。大人も子どもも同時に楽しませるカーター先生は、つくづく素晴らしいテクニックの持ち主だと思う。
小学校にあがると英語の授業もやがて始まる。「英語教室」での経験をもとに、楽しく“使える英語”を身につけてもらえれば、カーター先生も喜んでくれることであろう。