年越し『浄心水行』

新年、明けましておめでとうございます。
本年は『丑年』、ゆっくり、力強く、歩んで参りたいと思います。
さて、平成20年大晦日も『浄心水行』にて心身を清め、『除夜の鐘つき』にて煩悩を払い、清々しい気持ちで新年を迎えることが出来ました。その様子をご紹介します。

午後10時、参加予定者がぞくぞくと集まってきました。今回もドラゴンジムから多数エントリーを頂き、少年少女14名、大人は12名が挑戦してくれました。
森藤明最高師範の指示のもと、子ども達の水行の順番が決められていきます。
その後、順次着替えを済ませ待合室にて待機します。記念写真も忘れずに…

午後10時50分、外では火が灯され次第に雰囲気が漂ってきます。
副住職から水行の説明があり、参詣者やカメラマンは真剣に聞き入っていました。
住職による安全祈願が行われ、水盤が清められました。

先ず1座目は少年少女の部。
6歳児を筆頭に女の子も行衣を身に着け7名が挑戦しました。「頑張って!」との声援に、奇声をあげながらもしっかりとかぶってくれました。
続いて2座目は小学生中・高学年、中学生7名の挑戦です。寒いとは言いながらも力強く寒水をかぶるその姿は、見る者に感動を与えてくれました。素晴らしい!

そして3座目は“トリ”となる大人の部。今回、一般からも参加を頂き、総勢12名の挑戦となりました。ドラゴンジムからは親子で参加される門弟も増え、1つの“試練”を共に乗り越えようとする姿を拝し、「日本の親父もまだまだ捨てたものじゃない!」と感じました。最高師範のご子息も大学から帰省しており、親子での参加となりました。
一年の垢と煩悩を払い、心身を清める『浄心水行』。“見る”と“する”とで大きな違いはあるが、参加者全員が何かを感じとってくれたことであろう。“ご縁”を頂いた挑戦者の皆さん、参詣者・お手伝いの方々、有り難うございました。
皆さんが、お寺にとっても“大きな宝物”となったことは、間違いないでしょう。
平成20年度 大晦日『浄心水行』挑戦者
森藤明・力、後川幸太郎・侑希、仙波弘司・龍人、後藤尚道・威吹、
山本真史、西山暢、楢崎喜朗、藤井朋宏、定方聡一、児玉健造、村上隆太、岩田昂樹、岩佐和輝、渡邉貫太、池田修平、若林晃光、塚村颯実・翠玲、
髙橋智稀、野田卓稔、佐伯恵順・友一朗(総勢26名)