時間が流れるのは早いもので、あとひと月少々で新しい年を迎える。
10代、20代の頃は時間が比較的ゆっくり流れていたような気がするが、今はあっという間に一日が過ぎ去り、一週間、一ヶ月と足早にかけぬけて行く。
お寺では何かと手がかかる事も多く、一人でまわせない時には、そっと妻が手をかしてくれる。口に出すことはあまりないが、心ではいつも感謝している。
そんな妻が今月、誕生日を迎えた。
お互いの会話の中で、「もうそんな年になったの、信じられない！」と笑いながら話す妻を見ながら、「いつまでも健康でいて欲しい」と心から願う。
着物を着た妻が境内を歩く。日本文化の素晴らしさを肌で感じさせてくれる。
境内に飾られた花が、毎日微笑みかけてくれる。
華のある生活がどれだけ心を潤してくれることか…
生命は限りあるものだが、決してあわてることなく、様々な経験を共に積みながら、“輝きを忘れず”時を重ねてもらいたい。
Happy　Birthday！