福山城下明細地図

先月、リムふくやまにて『模型福山城と福山城歴史パネル展』が開催されていたので観覧してきた。

ことに目を引いたのが、『水野家時代福山城下明細地図』であった。

福山城を中心に城下町が形成され、鬼門にあたる方角には寺社が配置されている。図中のオレンジ色の部分が寺社であるが、中央より少し離れて右上にあるのが当山實相寺である。

城下図の中心から少し離れているので、部分抜粋された古地図には掲載されない事が多いが、今回展示されている地図にははっきりと掲載されていたので嬉しく思った。また、實相寺の横には『身延山末寺』『七面社』という文字が書かれており、総本山身延山久遠寺の直末寺院として福山藩からも認知されていたこと、当山守護神の七面大明神が信仰の対象として広く知られていたことが見て取れた。

今回の城下地図によって新たな発見をすることが出来た。資料を提供された福山葦陽同窓会には敬意を表したい。