七面大明神のご加護


先日、当山勧請御守護『七面大明神』の大祭を開催した。毎年5月19日の御縁日に因んで祭礼を行い、檀信徒を初め有縁の方々の身体健全、除厄開運、心願成就等をお祈りしている。
我々は平素、健康であることの有り難さを忘れて生活していることが多い。また逆に、病気や怪我をして初めて健康の有り難さに気付くことが多い。
目で見る、耳で聞く、鼻で匂う、舌で味わう、体を動かす、気持ちを安定させる… 仏教ではこれらを『六根(感覚や意識をつかさどる、六つの器官とその能力)』というが、一つでもその働きが衰えたり失われたりすると、不安や不便さを強く感じるものである。
だからこそ何気ない日常生活が送れることに感謝が出来るように、健康であることに感謝が出来るように、たとえ病気や怪我をしても前向きに歩めるように、不安や誘惑に負けない強い心をつくれるように… 
神仏に祈りを捧げる“善行”が大切だと感じる。