先日、当山にて行われた広島県東部美容専門学校2年生の修養（研修）の感想文を、Ｔ先生が持って来てくださった。1枚1枚読ませて頂いたが、とても純粋な気持ちが綴られていた。手書きの文章はその人その人の個性を表現しており、とても温かみを感じることが出来る。内容も個々によって特徴があるが、共通している点は次のようなものであった。
・堅苦しい雰囲気かと思ったが、想像と違って楽しかった。
・お寺の活動や歴史を知ることが出来て良かった。
・掃除を一生懸命したら、あっという間に時間が過ぎた。
・奇麗にしたら気持ちが良かった。
・集中することの大切さを感じた。
・団扇太鼓が叩けて良かった。
・初めてお経を読んだ。
・懺悔文が心にしみた。
・感謝の気持ちを育てることが大切だと感じた。
・普段できない体験が出来て良かった。
・保育園の子どもが可愛かった。 

これだけ感じて頂ければ、本当にありがたいです。
20代の若者はまだまだ純粋で、これから多くを吸収しながら伸びていくのだなと感じました。学生研修にせよ、新社会人研修にせよ、経営者研修にせよ、話を聞いてくださる態度は皆さん真剣で、とても嬉しく思う。日常の生活とは少し縁遠いお寺という環境ではあるが、心身を磨くための修養はこれからの寺院に求められていくであろう。私も、もっと多くの人達にこうした機会を提供できるよう努力しようと思う。
最後に、ある学生さんが書いたナイスなダジャレを掲載させて頂こう。
「抑揚のない日々にくよくよしないで、苦悩があればまた供養してもらいに行くようにします。」Ｓ．Ｉ　　　…座布団3枚！