昇級審査 2011


今月に入り龍真会・ドラゴンジムでは、門弟たちの昇級審査が随時行われている。12月4日に開催される『大演武会』を前に、日々の積み重ねを試すべく子ども達は審査に挑んでいるのだ。先般行われた審査に同席させて頂いた。ことに年中児の一生懸命頑張る姿には心打たれた。師範や大勢の門弟達の視線を浴びながらも、実にしっかりと型と組手をこなしていた。

大勢の前に立つだけでも緊張するのに、大きな声で自分の目標を述べ、型や組手に挑む子ども達は確実に日々の“積み重ね”を発揮しているように見える。
私も練習には参加させて頂いているが、どの子も我が子のように可愛いものである。一生懸命頑張る子、見ていないと手を抜く子、ちょっかいを出してくる子… その子その子で個性も違うが、道場に来ればみんな兄弟のように仲良く和気あいあいとしている。年上は年下の面倒を見、上級者は下級者の面倒を見る。当たり前のようだがそこから得ることはとても多い。そんな子ども達が、審査では緊張しながらも真剣に取り組む姿を見せてくれる。

我が子を通わせる親御さんも、準師範として子ども達と共に汗を流している。そんな大人たちに見守れながら練習ができる環境はそう多くないような気がする。逆に一生懸命頑張る子ども達の姿から、大人たちは感動を与えてもらっているのだ。
親子の絆が薄れていると言われて久しいが、心と心、体と体でぶつかり合える道場では毎日が感動に包まれている。私も体力が続く限りは子ども達と拳を交え、何かを伝えていきたいと思っている。今後も最高師範には、皆をしっかりと導いて頂きたい。
龍真会・ドラゴンジム
http://dragon.accela.jp/