『大曼荼羅御本尊』拝観

多数ご来寺頂き、ありがとうございました。
お彼岸中日、当山にて福山門中寺院連合『秋季彼岸会大法要』を執り行った。
組寺6ヶ寺のご住職が横一列に座られると、法要も実に華やかである。
檀信徒各家のご先祖様も、さぞ喜ばれたことであろう。
皆さんじっくりと、真剣な眼差しで拝観しておられました。
法要後には『大曼荼羅御本尊』50幅の展示拝観を七面堂にて行った。筆頭総代が収集され当寺にご寄進下さった大曼荼羅御本尊200数十幅の中から、今回、総本山・大本山を中心とした歴代貫首が染筆された御本尊を展示させて頂いた。古いもので慶長10年(1605)に染筆された御本尊もあり、400年という長き時代を経て、現在に残されてきたその価値は計り知れない。御本尊には代々それを護ってきた人々の想いが染み込んでおり、また本山から授与された御本尊は一家の誇りでもあり、信仰そのものともいえよう。1枚の紙に書かれた文字を400年間保存し、残していく…それだけでも、“尊い”行いであることが理解できる。
単なる美術品でなく、骨董品でなく、深い信仰が染み込んだ大曼荼羅御本尊、多くの方に見て、感じて頂くことが出来て嬉しく思う。
このような大切な機会を提供して下さったN筆頭総代に、心から御礼申し上げたい。
読売新聞にて掲載して頂きました。