真白な雪柳の花が、皆にエールを送ってくれているようでした。
「み仏さま、今までみんなの事を見守ってくれてありがとうございました。」
今日が保育園最後の登園となる年長児のR君、朝一番に本堂にお礼のご挨拶に来てくれた。今までよく手を合わせてくれてありがとう。きっと君は、心優しい大人になるでしょう。
3月31日、年度最後の1日となった今日、退職する職員も順番にお礼の挨拶に来てくれた。中には「本堂にお参りさせて下さい。」という退職者もおり、何とも有難い気持ちになった。春は出会いと別れの季節、なんとなく寂しい気持ちになるが、明日になれば、また新たな顔ぶれで新年度のスタートを切るのだ。
“出会いと別れ”は、本当に不思議なものである。出会いが始まると、会話を重ねるごとに何かを感じ、学ぶことが出来る。また別れの時には、出会いの意味あいを理解することも出来る。やはり、“ご縁”があるからこそ出会いはあると思う。また、出会いがあるからこそ別れもあり、別れがあるからこそ新たな出会いもあると感じる。人生とはそんな日々の繰り返しなのであろう…
明日は入園式、職員も子ども達も新たな顔ぶれで新年度を迎える。この1年も皆の笑顔が見れるよう、頑張っていきたいと思う。