平成23年度 卒園式


桜のつぼみが膨らみ始めるこの季節、保育園では今年度最後のイベントとなる『卒園式』が行われた。昨日、当園から20数名の子ども達が元気よく巣立っていった。
毎年感じるが、子ども達の成長は保護者のみならず、我々職員にも多くの感動を与えてくれる。特に1年間、園生活を共にしてきた担任にとっては感慨ひとしおであろう。私にとっても、特に印象深い子がその中にいた。毎朝、登園してくると本堂に前にやってきて鰐口を叩き、手を合わせて「よい子にしてください!」とお祈りをする子である。ちょうど本堂で朝勤が終わる頃に、鰐口をカンカンと叩く音が毎日聞こえていた。いつも兄妹でお参りしに来てくれていたので、おそらく1つ下の妹も続けてくれることであろう。
私達は日々の生活の中で、園の子ども達から沢山の元気をもらっている。こうして毎日、小さな子ども達と接する時間があることは、とても有り難いことである。その分、これから成長していく子ども達にもしっかり愛情をそそぎ、いろんなことを体験する機会を作っていきたいと思う。