特別教室

年長児の保育園生活も、残り数日となってしまった。
来週は、いよいよこの園から巣立って行ってしまう。何とも寂しいものである。
年中児から始まった“特別教室”、どの子もずいぶん逞しくなったと感じる。
 武道、英語、お花… 知力・体力・精神力・感性などを養うには、とてもよい機会になったと思う。

武道教室では礼儀作法に始まり、忍耐力や物事の道理、他者を思いやる気持ちを学び、

英語教室では日常の挨拶に始まり、絵や音楽、ジェスチャーを通じて米国人と楽しく交流し、

お花教室では生花に触れて、実際に生けて、花の持つ美しさや香りを感じながら学んだ。子ども達もこうした体験を通じて、感性を磨いてくれたようである。これも、よき講師との巡りあわせと感謝している。また、自国の文化や伝統のみならず、外国の文化も理解することができれば、国際人としても素晴らしい力を発揮してくれるであろう。
東日本大震災という、我が国にとって未曾有の困難をむかえた今、時代を担う子ども達の“心を育てる”ことがどれだけ大切か、身を持って感じている。
困った人、苦しんでいる人にそっと手をさしのべられる“み仏の心”を、子ども達にはしっかりと育んでほしい。