FACM

ユーモアたっぷりのM主任学芸委員さん。
先月中旬、毎年ご好意でお招き頂いているFACM(福山自動車時計博物館)に、年中・年長児と徒歩で見学に出かけてきた。FACMと当園は数百メートルの距離ではあるが、道中、横断歩道や信号、バス停留所、標識などもあり、交通ルールを学びながら行けるのも利点と言えよう。博物館に到着すると、“丸メガネ”がトレードマークのM主任学芸員さん達が笑顔でお迎えしてくださった。館内に整列し、M主任学芸員さんのお話を聞くことに。さすが団体で見学にこられる保育園や小学校の子ども達を相手にしているだけあって、館内の説明や諸注意をジョークを交えながら、おもしろおかしくお話をして下さった。ひとしきりお話が終わると、待ちに待った自由見学タイム。子ども達は思い思いの乗り物にかけ寄り、我先にと乗り込んでいた。よく考えてみると、家では自動車の運転席に乗ることはない子ども達、このときばかりは運転手になれるのである。自動車のみならずバイクや馬車、飛行機に至るまで、次から次へと運転席に乗り込んでいた。
ボンネットバスの車中でも、笑い声が絶えませんでした。
見学が終わると、今度はM主任学芸員さんがボンネットバスに案内して下さり、福山城を眺めるように周回し、保育園まで送って下さった。レトロなボンバスに乗ることが出来るのはラッキーである。おそらく園児達の祖父母以前の世代が乗っていたであろうボンバス、時代を超えて乗車できるのは、とても貴重な体験といえよう。園に着いた子ども達、大いにはしゃいだせいか眠たい顔になっていた。そんな子ども達を見ていると、大切な想い出の1つとして心に留めてくれたんだろうなと感じた。
貴重な体験をさせて頂いたFACMの館長様を始めM主任学芸員さん、スタッフの皆様に、厚く御礼申し上げます。