武道参観 2010

先ずは整列し、先生のお話を聞きます。
先週、当園で“武道参観”を行った。早朝に降りだした雨も早々にあがり、晴れ間の中、参観を行うことが出来た。子ども達は、いつもみ仏様に見守られているようである。時間前に講師の森藤先生がお見えになり、いつものように1人1人に“夢ノート”を手渡していかれた。何げない子ども達との会話の中で、その子にあった的確なアドバイスをして下さる。それを聞いた保護者も、先生のお人柄を感じている様子であった。夢ノートを各自に返し終わると、保護者の方たちに武道教室での取り組みなどを話され、全員参加でいつもの流れを体験してもらうことに。
保護者と触れ合いながら、楽しく進められていきました。
ストレッチ、基礎体力、基本剛法…と、親子で共に体を動かし、和やかな雰囲気の中、“体験型参観”は進められていった。保護者の中には仕事の都合等で参加できない方もおられたので、手のあいている祖父母の方に入って頂き、子どもの相手をして頂くよう先生は促される。その時、「自分のおじいちゃん・おばあちゃんだと思って、胸を貸してもらいなさい。」と子ども達に話された。何げない一言ではあったが、子ども達や保護者にとっても温かい言葉であった。その後も触れ合いながら、微笑みながら… あっと言う間に時間は過ぎていった。
最後に感謝の気持を込めて、“お礼の言葉”を送りました。
最後に保護者と正座して向き合い、子ども達は“礼”をしながら言葉を送った。「いつもありがとうございます。これからもよろしくお願いします。」日常の生活で、面と向かってお礼を言う機会は少ないと思うが、感謝の気持ちを両親や祖父母に伝えることはとても大切なことだと思う。
武道とは心と体の鍛錬の場であり、礼節や道理を学ぶ場でもある。今回の武道参観を通じて保護者の方も、“子育て”において何が大切なのかを感じてくれたのではなかろうか。森藤先生、ご指導ありがとうございました。