真っ赤な消防車

毎回そうですが、一番の楽しみは消防車の見学です。
“秋の全国火災予防運動”を前に、当園恒例の『防災教室』を、福山北消防署の協力を頂き先日開催した。 先ずは避難訓練。子ども達はハラハラ、ドキドキするようだが、放送をよく聞き、保育士の誘導に従って避難するということは、いざという時、自分の安全を守る上で一番大切な訓練となる。毎月実施していることもあってか、どのクラスの子も素早く安全に避難することで出来ていた。続いて消火訓練。職員が実際に水消火器を使って訓練をする。その様子を、子ども達は真剣に見つめていた。自分で消火器を使うことはなくても、火を消す為の器具であることは充分理解できた様子であった。その後は遊戯室でビデオを見て、火遊びの危険性を学んだ。今でこそ焚き火をする機会は少ないが、火の怖さを知るにはよい刺激になったはずである。最後に、一番楽しみにしていた消防車の見学を、各クラスごとに行った。間近で見ることは少ないので、どの子も興味津々で見学していた。途中で署員さんがヘルメットや防火服を羽織らせてくれ、“小さな消防士さん”は上機嫌であった。
一瞬にして大切なものを奪ってしまう火災。「戸締り用心、火の用心。」と子どもの頃に聞いたフレーズが頭をよぎるが、火の怖さ、そして大切さを学べる、良い機会となったのではなかろうか。