祝いの席

先日、知人であるA住職の結婚披露パーティーに出席させて頂いた。岡山市の中心部に位置するA住職の寺は、境内の庭で蛍を養殖しており、オフィス街に柔らかな光で潤いを与える、粋な演出をしている。また彼は、ユニークな発想と何事にも真剣に打ち込むバイタリティの持ち主で、劇団に本堂を開放してイベントを行ったり、英会話、モータースポーツ、生け花等の趣味もたしなんでいる。以前から、いつ“寿”になるのか気にはなっていたが、この度、雅楽の稽古がきっかけとなり、素晴らしい女性とご縁を戴いたようである。パーティーは岡山駅に直結したホテルのスカイガーデンで行われ、ご寺院や友人知人多数出席のもと、盛大に行われた。久しぶりに再会する友人や知人も多く、私自身も時間を忘れて楽しむことが出来た。二次会はA住職の自坊で行われ、これまた数十人が出席した。新郎友人で幹事役のM君が、妻子を伴い受付やお手伝いをしていた。手作りの二次会とは気持ちが伝わってくるものである。飲食店で行うよりも費用も安く済むし、何しろお寺を有効利用するという意味では、素晴らしいアイデアだと思う。冒頭の蛍は雨で見ることが出来なかったが、新郎新婦の幸せそうな笑顔と、友人知人とのたのしい会話が、心を和やかにしてくれる“祝いの席”となった。 どうぞ、お幸せに!
ホテルでの記念写真の撮影現場に、偶然出くわしました。新郎新婦、幹事親子と、温かい雰囲気に笑顔がこぼれます。