遠路

今日はご遠方から、水子霊位の追善供養のお参りを頂いた。関西圏から車で来られたようで、週末の高速道路の混雑を考えれば数時間はかかったであろう。遠路はるばるお参りを頂き、とてもありがたい気持ちになる。法要では共に読経し、亡き水子霊位の魂に懇ろに供養を捧げさせて頂いた。
また本日、同じ関西圏から親子で墓参に来て下さった檀家もおられた。少し足が不自由になった父親に付き添うその姿からは、老親を思う息子さん夫婦の優しさを感じることが出来た。
遠方からお参りされる方は、近郊の方より時間も労力もかかっている。私は、その分“功徳”を積まれていると感じる。「近くの事はすぐ出来ても、遠方の事はなかなか出来ない。」という経験はないだろうか。やはり思うと実行では、随分違いが出てくるものである。
遠方に住んでいるが故に、遠方から来られるが故に、お参りされる方の気持ちはより強く、尊く感じられるのであろう。数kmと数百kmの違い… 遠路来られる方の気持ちを考える1日となった。