梅の花

1つ1つの花が、それぞれを引き立てあっているような気がします。
立春あたりから寒さも和らぎ、次第に春の訪れを感じる時候となってきた。境内の草木も、新しい季節の到来を喜んでいるかのように見える。本堂前の梅の木にも多くのつぼみがついていたが、数日前より美しい花が開きだした。こらから次第に華やかさを増してくれるであろう…
この時期、4月の新年度に向けて色々と準備をすることが増えてくる。寺のこと、保育園のこと、所属している会のこと。有り難いことに時間を忘れる程、こなさなくてはならない事がたくさんある。これも、自分自身を磨くために与えられた責務であろう。また、そんな私を支えてくれる人々がいるということは幸せなことである。1人1人の持っている力は小さくても、多くの者が集まれば強く大きな力に変わる…
今はチラチラとしか咲いていない梅の花も、すべてのつぼみが花開けば、多くの人に感動を与えてくれることであろう。そんな梅の花から、大切なことを学べたような気がした。