一年の締めくくり

美しい朝焼けは心を弾ませます。
残すところ平成21年も、今日1日となってしまった。今夜開催される「浄心水行・除夜の鐘つき」にて1年を締めくくる訳であるが、今年も色んな想い出を作ることが出来た。この1年を振り返ると、家族、寺、保育園等でも大きな動きのある年となった。
息子の卒業入学。小学校から中学校へ進学し、今では一回り大きく成長したように思える。空手では昇段審査を受け、汗と涙の黒帯允許となった。また3泊4日の僧風林では、辛くとも楽しく仏道修行が出来たようである。悲しくもあるが、愛犬が我々の腕の中で息を引き取ったことも忘れられない。
寺では今年も様々な行事を開催し、新しい“ご縁”を戴くことが出来た。特に海外からの来客も印象深い。韓国の女子大生がいきなり観光で訪れて来たり、タワークロックのエキスパートCooke夫妻の当山での講演会、FF広島の米国人ホームステイ御一行の「御会式」参加等、少なからず外国人との交流も増えてきたように思える。身延山への団参旅行では、檀信徒と楽しく想い出が作れたことが何よりであった。また七面堂の改修工事も無事終わり、同時に念願の「七面大明神像」を返還してもらうなど、寺歴の重みと神仏の御加護を感じる年でもあった。
保育園では中堅職員の寿退職、新職の採用と“女性の職場”を肌で感じた。「武道教室」では子ども達との関わりも増え、息子の幼少期を思い出しながら接するようになった。この時期はなんと言っても愛情が一番である。「空手演武会」では師範や門弟、親御さんと接することで、“武道”の必要性も強く感じている。
身の回りの人々との関係が、今の自分をつくってくれている。家族、寺、保育園、道場、ご縁を戴いている方々… そんな人々と接しながら、来年も意欲的に活動が出来たらと思う。この1年、自分を支えてくださった皆様、また「浄心日記」を愛読してくださっている皆様に心から感謝を述べ、明年のご多幸をお祈りいたします。
南無妙法蓮華経。