大掃除

“磨けば光る”のは、物も心も同じですね。今回もお手伝い頂いた、“檀家の鏡”のような方々です。
年末の恒例行事といえば、“大掃除”を連想する人も少なくないであろう。各家庭においても、普段整理できなかった場所や気になっている場所を、この時期頑張って掃除するのではないだろうか。清々しい気持ちで新年を迎えられれば、実に気持ちは良いものである。
先日、当山でも年末大掃除を行った。檀家の方がお手伝いに来てくださり、普段気になっていても中々手がつけれない場所等を掃除して下さった。
庫裡、本堂、位牌堂、七面堂… とにかく寺は掃除をする場所が多い。人手が多いほど、本当に助かるのだ。今回も隅々まで手をかけてくださり、感謝感激である。
“掃除”はひとつの“修行”だと思う。使っていれば物にしても場所にしても、必ず汚れは出てくる。その汚れを落とし、環境を整え、気持ちを充実させるには、掃除は実に有効だと思う。家庭で、職場で、公共の場で、自然の中で、自分で汚したもの、他人が汚したもの… 汚した人が掃除をするのは基本だが、必ずしもそうはいかないのが現状である。特に不特定多数が使う物や場所はそうであろう。
「奉仕の心で掃除をすれば、心は自然と晴れやかになる。」どこかで聞いた言葉であるが、子どもも大人も掃除から学べることは多いのではないだろうか。