餅つき

法被姿の子ども達が、その場の雰囲気を盛り立ててくれます。子ども達一人一人が、餅つき体験をすることが出来ました。
年の瀬、何かと忙しなく時間が過ぎている。そんな中、新年を迎える準備をしながら、“日本の風情”を感じることが出来る。保育園で恒例の『餅つき大会』を開催した。法被姿の園児が石臼の回りに整列し、行事担当の保育士から解りやすく餅つきの説明をうける。続いて、エプロンと三角巾をつけた保育士が蒸したもち米をこねていく。程よく粘りが出てきたところで、子ども達三人づつに杵を持たせ、ぺったんぺったん!。周りで見ている子ども達も、「よいしょ!よいしょ!」と声をかけながら、ぺったんぺったん!気分も次第に高揚し、かけ声も大きくなり、さながら祭りの雰囲気が辺りに漂いはじめる。日本人を感じる瞬間でもある。
一昔前は各家庭で餅をついていたように思えるが、時代も流れ、徐々にその姿を見ることが少なくなってきた。伝統を守るには、伝える側、受ける側、そして多少の手間暇が必要となる。餅をつくという“手間”が餅を更に美味し、もち米一粒にも感謝の気持ちが湧いてくるものである。子ども達のみならず若い保育士達も、餅つきの意味と楽しさを、感じてくれたことであろう。