09’発表会

毎回、子ども達の可愛らしい衣装には感心します。涙ぐむ先生を、心配そうに見つめる子どもの姿が印象的でした。
先週土曜日、当園では「第61回発表会」が開催された。先の日記でも紹介させて頂いたが、子ども達にとっても、職員にとっても、年に一度の大イベントである。
当日は、実に多くの祖父母や親御さんが観覧に来て下さった。我が子の発表を温かく見守って頂けるということは、子ども達のみならず、我々職員にとっても有り難いことである。また当日はお忙しい中、「武道教室」講師の森藤先生もお見えになって下さった。嬉しい限りである。各クラスの出し物は毎年工夫が凝らされており、担任保育士の個性と子ども達の取り組んできた姿がしっかりと表れている。当園では0歳児から保育を行っているが、まだ一人歩き出来ない赤ちゃんも綺麗に着飾って、保護者の方をちゃんと喜ばせてくれる。子どもは不思議な魅力を持っているものだ。
毎年発表会の中で行われる、年長児と保育士との“アトラクション”は心を打つものがある。園生活、残り4ヶ月を切った子ども達の一人一人を担任が紹介しながら、今までの沢山の思い出や、間もなく訪れる巣立ちの瞬間を感じている。溢れんばかりの想いが込み上げ涙にかわるその担任の姿に、子ども達も心配そうに、また寂しそうに見つめている。保育士と園児の信頼関係を感じさせる瞬間でもある。
家族からの愛情、保育士からの愛情、様々な愛情をその身に受けて、愛情をそそげる大人に成長してもらえれば嬉しいものである。