2009 大演武会

毎年恒例となっている空手・古武道『大演武会』が、当山を会場に昨日開催された。今回も大勢の門弟や師範が、素晴らしい演武を披露してくれました。

本堂では一同、正座・黙想、龍真心得斉唱、基本剛法と、気合を入れて臨みました。400年余りの歴史を有する本堂と、白の空手道着が美しく調和しています。

会場を保育園講堂に移し、先ずは全員整列して開会行事を行いました。
その後、幼年、少年、親子と順次演武を披露していきます。
副住職親子は、この度“トンファー”に挑戦しました。

毎回そうですが、“家族演武”が目を引きます。家族が心をひとつにして取り組む姿は感動を誘います。まさに演武会の“華”です。

型の演武に続いて、組手、スパーリングが繰り広げられました。子ども達の真剣なぶつかり合い、白熱した組手に、客席からは大きな声援が飛び交います。
その後は、少年部師範、各師範の模範演武に移ります。

トンファー、ヌンチャク、手裏剣、サイ、護身棒術、瓦割り…と、息をのむ模範演武が繰り広げられました。

最後は最高師範の正拳ガラス割り、会場は静まり、緊張感に包まれます。
ガラスも見事粉々に割れ、大きな拍手が起こりました。
この日に合わせて、昇級審査に合格した門弟に許証と色帯が手渡されました。
お手伝いしている母親門弟も、我が子同様に温かい目で見守ります。
“空手道”を通じて、修練を積み重ねること、忍耐力を養うこと、親子・家族の絆を深めること… 今は気付かなくても、自身が親になった時、感謝の気持ちは自ずと芽生えてくるであろう。