折り紙

数十個の傘と小箱を、有り難うございました。子ども達も喜んでいます。
先日、檀家のWさんが、約1年ぶりにお寺にお見えになられた。娘さんとお孫さんに伴われての参詣である。年を重ねられ、健康面が気になっていたが、お元気そうで何よりであった。しばし話を聞かせていただくと、「永年住み慣れた我家から施設に入居し、1年ほど過ぎてやっと慣れてきました。」「ここ(寺)に来たら、ほっと安心します。」と仰られていた。お話を聞きながら、新しい生活環境にも出来るかぎり馴染んで頂きたいと感じた。
今回、Wさんは沢山のお土産を持って来て下さった。自分で折って作られた折り紙の“傘”と、同じく小物を入れる“小箱”である。「傘は逆さにして回すとコマにもなり、子ども達が喜んでくれるのではないかと思って作りました。」と。小箱にしても、傘にしても、とても手の込んだ作りで、これだけ多くの物をよく作って下さったものだと、有り難く思う。
今回は、京都に居られる娘さんが息子さんを伴い、親子孫、三代で参詣をして下さった。それぞれの思いはご先祖様にも通じ、きっと温かく見守ってくださることであろう。