七面堂〈スロープの章〉

前回お伝えしました雨樋工事に続き、堂内の左官工事、スロープ新設工事、
回廊設置工事も順調に進みました。

下塗りが終わり、乾燥を待っていた内壁、外壁に仕上げの漆喰を塗っていきます。凸凹ひとつない真っ白い壁面は、職人技を見た目で伝えてくれます。

かねてから必要性を感じていた、足の不自由な方でもお参りしやすいようにスロープを設けました。石を積んで基礎を造っていきます。

表面を滑りにくく加工した、御影石を敷きつめて完成です。石の配置は副住職が考えました。廊下の奥には、立派なつくばいも置いてもらいました。

本堂と七面堂の間には新たに回廊が設置されました。スロープをあがると、車椅子でも本堂正面から入れるようになりました。