新年度「武道教室」

まず最初は名前の点呼。大きな声で返事が出来ました。居合刀を持たせてもらい、嬉しそうにしていました。
新年度に入り早や一ヶ月が過ぎ、子ども達も新しいクラスにすっかり馴染んできた。今月からは「特別教室」も始まり、昨日は「武道教室」第一回目が開催された。年中児は初めて道着を着ての参加、年長児は年上に教えてもらう立場から年下に教える立場での参加となった。毎年、最初の教室では挨拶の仕方、礼の仕方を丁寧に教わる。指導されたことに対しては、大きな返事をしてから行動に移る。正座をしてからの礼は、左手、右手の出し方下げ方、頭の下げ方上げ方を学ぶ。年長児は、すでに1年間学んでいるので余裕を持って行っている。年中児は先生や年長児の動きを見ながら頑張っている。礼の仕方について森藤先生は、わざわざ居合刀を持参され、一つ一つの動作を分解し、分かりやすく説明してくださる。さすが居合抜刀“免許皆伝”である。また今年度は、森藤先生の門弟で、他の園からわざわざ明浄に入園してくれた年長児もおり、その洗練された動きに同年代の子どものみならず、保育士たちも感動していた。
「武道教室」を行うようになって、明らかに子ども達の変化を感じるようになった。挨拶、身のこなし、周りのことを思いやる心… 当たり前のようではあるが、これこそが“武道”の根底で輝いている宝物ではなかろうか。一年後の子ども達の変化が楽しみである。