韓国の女子大生

韓国の若者は、とても礼儀正しく感じます。これも文化でしょうか?しっかり日本を堪能してもらいたいです。
先日の事である、ある檀家の方が立ち寄られ妻が応対に出ると、「外に外国の方が来られていますよ。」と教えて下さった。妻から声がかかり私も玄関に出てみると、可愛らしい雰囲気の女性が、かたことの英語で妻と話をしていた。聞けば、ホームステイで日本に来ている韓国の女子大生だと言う。福山駅のほうから一人で散策していて、このお寺が目に留まったようだ。以前、韓国の高校生をホームステイで受け入れた事もあり、何だか久々の感覚であった。それにしても、異国の地で一人で行動するとは、なかなか度胸があるようだ。ひとしきり当寺の歴史を説明し境内を案内すると、興味津々の様子であった。持参のカメラで記念写真を撮ると、さらに喜んでくれた。意外に思ったのは、「どうしてお寺に保育園があるのですか?」との質問であった。韓国ではそういった状況がありえないらしく、これまた文化の違いだなと感じた。帰り際に当寺の資料を渡すと、手作りの名刺をくれた。日本語で「どうぞよろしくおねがいします」の一文の横には、ハングル語、漢字、英語で名前が書かれていた。次に行く場所も決めてなかったようなので、すぐ近くにある自動車時計博物館なら韓国語のガイドもあり、日本の文化を知るのみならず、実際に展示物に触ることも出来るので勧めてみた。名残惜しいが握手をして見送ると、「今度日本に来た時には、必ずここに来ます。」との言葉を残し当寺を後にした。あっという間の時間ではあったが、楽しい異文化交流ができた。またいつか、どこかでお会いしましょう、表喜政さん!