七面堂 〈屋根地解体の章〉

早いもので、もう11月も終わろうとしています。今月、七面堂の改修工事も順調に進みました。今回は屋根地の解体風景をご紹介します。
今でこそクレーン車で重たい物が吊るせますが、昔は人力だったんですね…数メートルの巨木が運び込まれました。素晴らしい!
朝早くに、大きなクレーン車が3度目の登場。今日は屋根地の解体に当たり、解体された漆喰や木材の破片をクレーン車で吊って、トラックに積み込むのです。本日運ばれた大きな太い木材も、クレーンで吊って堂内に運び込まれました。
数人がかりで解体を進めていきます。どこをどれだけ解体していくか、職人さんの知恵が必要となります。
クレーンで吊った受け皿に、解体された屋根地がどんどん落とされていきます。屋根裏の部分を漆喰で固めていたので、解体するのも一苦労です。
閉ざされていたものが開くという事は、実に気持ちが良いです。傷んだ箇所が、全て取り除かれていきます。
閉ざされていた窓も開かれ、光がはいっていきます。
この後、垂木と屋根地が全て外され、骨組みを補強した後に、新たな屋根地が造られていきます。