手作りのクラスプレート

世界で1つだけの“オリジナル”クラスプレート。中央にはみ仏さまが!園児も職員も、保育園での“想い出”を残して欲しいと思います。
11月最後の日曜日、当園の遊戯室と給食室に新しい「クラスプレート」を取り付けた。保育園の改修工事を行ったときに、N理事が既存のクラスプレートが無かったこの二箇所に、「それぞれ付けてみてはどうですか。」と、木製の手作りプレートを持って来て下さっていたのだ。しばらく手付かずのまま月日は過ぎてしまったが、この度、2人の保育士が新たに息吹を吹き込んでくれた。絵の考案に始まり、プレートのヤスリがけ、下絵の書き込み、絵の彫刻、色塗り、防腐塗料を数回塗っての仕上げ作業等々… 日数は思った以上に要したが、素晴らしいクラスプレートが完成した。
保育園では各行事に合わせ、保育士達が大道具・小道具等を制作することが多々ある。その分、制作物に関しては豊富な知識と技術を有している。今回も木のプレートに絵を描くだけでなく、絵の縁を彫ることまで考えていてくれて嬉しかった。以前にもお伝えしたが、当園の「花まつり」で使用する、お釈迦さまの大きな絵物語にしても保育士が一生懸命描いてくれた物である。
気持ちを込めて作った物は、いくら年月が過ぎて風化しても輝いていると感じる。そしてそこには、作り手の名を残すようにしている。これから先、この園を後にしても、あの日、あの時の自分の“足跡”を思い出せるように…