武の道

「何事も一生懸命」が、一番大事なんですね。正座をしてきちんと人の話を聞く。武道を通じて学んだことの1つです。
8月下旬の事になるが、当園で初となる「武道参観」を開催した。当日は“ゲリラ豪雨”に見舞われ、いたしかたなく延期という措置をとったが、それでも保護者の方が何人も参観に来てくださり有り難かった。先日、延期となっていた「武道参観」を開催し、前回来られなかった方を中心に参観して頂くことが出来た。子ども達は保護者を前にすると、いつも以上に頑張ることが出来るようである。こうした「参観」というものは、いつもの様子を見ていただくことが大切である。クラスの中での我が子の様子や友達とのやり取り、武道に対する姿勢や講師や保育士とのかかわり等々…
特に「武道参観」を通じては、子ども達の取り組みを見てもらいたいと思う。大きな声を出してしっかり挨拶や返事をする。正座黙想をして、心を落ち着かせる。柔軟性や基礎体力をやしなう運動をする。複雑な動きの型を覚えながら、体も同様に動かしてみる。成長期の子ども達に必要なことがそこには凝縮されているような気がする。講師の森藤先生は、「力や技を磨くといった目先の事だけではなく、人生を歩む上で必要な何かを“武の道”から感じ取ってもらいたい。」と、いつも子どもや門弟に話しておられる。いつしか、成長した子ども達から「武道教室」の想い出話が聞ければ嬉しいものである。