ゴミを減らす活動

70歳からごみを減らす活動を始められ、今年でまる15年を迎えられたようです。実演で生ごみを混ぜる姿には、頭が下がります。
昨日、「ごみ5R推進本舗」主催の講演会を聞きに出かけた。講師は福岡県から来られた藤本倫子先生。「生ごみリサイクル」に関するお話を、実演を交えながら約1時間講演された。先生は、生ごみを酵素により分解し、飛躍的にごみの量を減らす方法を考案され、現に多くの方や事業所で活用されている実例をお話された。特に子どもに対するエコ講座も勢力的にこなされ、大人に比べて子ども達は純粋で、物事にしっかり取り組む有様を紹介されていた。
さてどのような方法で生ごみを処理するのか… 酵素の母材(酵素を浸透させたおが屑のような物)に生ごみを入れてよくかき混ぜるだけ。8時間後には酵素が生ごみを食べて、ほとんど残らないようだ。(酵素が分解するのは、人が口に入れるものに限り、玉ねぎの皮などは分解しないとのこと。)また母材はしっかりと手をかければ、何年も生き続けるとのこと。実演を交えながら非常に参考になるお話であった。
1人1人が1日に出すごみの量は、案外多いものである。その量を無駄なく減らす事ができれば、ごみ収集の経費節減につながるのみならず、ごみの焼却処分による二酸化炭素排出量も軽減し、地球の温暖化防止に非常に役立つ訳である。未来を担う子ども達に何を残すか、我々大人がその手本を示さなくてはならない。