ゴスペルの響き

とても愉快で、そして繊細なクリントン・カーター先生。コーラスの皆さんも、素敵な歌声でした。
先日、クリントン・カーター&“C”コーラス・ゴスペル・クワイヤによる、「24時間テレビ」のチャリティー・ゴスペルライブがポートプラザで行われた。
『ゴスペル』とは、アメリカで生まれた黒人霊歌であり、その誕生背景には辛く悲しい物語が数多く存在する。アメリカでは独立国となる以前から、多くのアフリカ人が奴隷として、南部の綿花畑で強制労働させられていた。使用者の多くがキリスト教徒だったこともあり、奴隷たちもキリスト教徒になることを強いられた。また、家族とも離れ離れにさせられ、重労働を課せられた奴隷たちの生活は大変厳しいものであった。やがて彼らの間にキリスト教が浸透するにしたがって、賛美歌を独自に作り変えた音楽を歌い始めるようになり、こうして黒人霊歌が生まれたのである。現在、ゴスペルが世界中の人々を魅了するのは、この音楽が放つメッセージが、人種・民族・宗教を超えた、私たち人間すべてに共通する“生きることの意味そのもの”を歌ったものだからではないでしょうか。
(カーターズHP http://www.cartersgospel.com/より抜粋)
そういった音楽であるが故、実際に聞いてみると心に響くのであろう。今回のチャリティーで一人でも多くの方に“幸運”が舞い下りることを願っている。
クリントン&“C”コーラスの皆さん、素敵な音楽をありがとう!