花まつり参観にて

理事長先生のお話も、みんなしっかりと聞いています。いつでも、誰にでも手を合わせることが出来る、心優しい人になってほしいです。
今朝方、中学時代の同級生が何年ぶりかに立ち寄ってくれた。久しぶりの再会に、懐かしさと嬉しさが自然と込み上げる。お互いの“現在”をあれこれ話し、また時間をつくって会おうと帰っていった。同級生といっても社会的には責任の重い年齢となってきた。お互いに職種は違えど、頑張りたいと思う。
その後、本堂にて保育園での花まつり参観が行われた。本堂に親子で入堂し、お祈りをしたり、お釈迦様に甘茶をかけたりと、普段とは違った雰囲気の中で法要が行われた。子ども達は、しっかりと手を合わせきちんと正座をしている。その後に親御さんが座り、同じく手を合わせている。いつも思うが、素晴らしい光景である。何げないことのようだが、一般のご家庭でどれだけ手を合わせる機会があるだろう…
“合掌印”とは仏の悟りの内容を表す印相のひとつである。そこから“感謝”の気持ちを感じとることは出来ないだろうか。ご飯の時のいただきます、ごちそうさま。相手に対して心からお礼をいう場面。亡き人に対しての合掌。“ありがとう”は、まさに仏ごころである。子どもは親の鏡であり、また、我が子の姿を見て親も学ぶことがある。み仏さまの誕生を祝う「花まつり」に触れ、“感謝の気持ち”を親子共々育んでほしいと思う。