入寺式

岡山市内中心部に位置するH寺は、近代的な佇まいです。新住職からは、新たな決意がみなぎっていました。
昨日の大雨が嘘のように通り過ぎ、眩しい朝日が辺り一面を輝かせた本日、お釈迦様の誕生日「花まつり」の聖日を迎えた。先週の天気予報では日曜日が雨の予想となっており、同日、岡山のH寺で行われる「入寺式」がどうなるか気にかかっていた。幸いにして日曜日は晴天に恵まれ、稚児行列、花まつりに続いての法灯継承式も無事円成し、新住職となったA上人は澄みきった表情をされていた。まさに、お釈迦様が誕生された“素晴らしい季節”に行われた式典である。
さて新住職は、勤勉であり、各研修会等にもよく顔を出され、日頃から研鑽を怠らない好青年といえよう。前住職の祖父に師事し、実父の早逝を乗り越えての法灯継承であった。現在に至るまで、決して平坦な道のりではなっかったであろう。式では堂々と導師を勤め、これからの寺門の繁栄に精進すべく決意を参列者に述べておられた。その熱意みなぎる挨拶に、檀信徒もさぞ喜ばれたはずである。同年代の輩として、感動を頂いたH寺の益々のご繁栄をご祈念いたし、“一道精進”共に頑張っていきたいと思う。