感謝の試合

一生懸命の姿には、感動を覚えます。
先週、『空手道秋季練成大会』の応援に顔を出させて頂いた。公私共にお世話になっている“ドラゴンジム”からの出場者も、今回、多数おられた。小学生から中学生までの門弟が、一生懸命試合に挑む姿を見ると、自然と声援にも熱がこもる。低学年から高学年、無級から有段者まで、それぞれの個性や持ち味を活かしての試合は、日頃の練習成果を充分に物語っていた。また、自分が試合に出ずとも応援に来ている門弟もおり、出場選手はとても心強く感じたことであろう。そんなかいあってか、上位入賞者を複数名だす好成績であった。
子ども達にとっては、勝ち負けもある意味大切かもしれないが、“試合に出るまでの取り組みこそが一番重要だ”と、森藤師範はいつも諭される。辛い、苦しい練習になるか、簡単で楽な練習になるかは自分次第である。ことに“心”がついて行かなければ、練習も形だけのものになってしまうであろう。
練習に行けることへの感謝、試合に出場できることへの感謝、指導を頂くことへの感謝、応援をもらえることへの感謝… 子ども達は“感謝の気持ち”も学びながら、どんどんたくましくなっているように感じた今試合であった。12月2日の『演武会』も楽しみである。