収穫の喜び

夢中になって掘っています。可愛いですね。大空の下で土と戯れる。この環境が、いつまでも続いて欲しいものです。
収穫の秋、保育園の年長児が「芋ほり」に出かけた。バスが園に到着し、出発準備の出来た子ども達が、溢れんばかりの笑顔で乗り込んだ。私が畑に到着した時には、子ども達は一心にスコップで土をかき、イモを掘り出していた。畑のオーナーであるS様は園長の同級生という事もあり、保育園の「芋ほり」に快くご協力をくださっている。芋を掘る子ども達の周りには、コオロギやハサミムシも顔をのぞかせ、子ども達をさらに興奮させていた。
日頃何げなく食べている物も、手間隙かけて育てられている。穀物がどのように育ち、実をつけるのかを学ぶだけでなく、実際に土に触れ、収穫の喜びを感じ、食物に対して“感謝の念”を養ってもらいたいものだ。広い畑の中で一生懸命芋を掘る子ども達を遠目に見ながら、「これから先、土と触れ合える環境がいつまで維持されるのだろうか」とも思った…
園に帰ってからのお楽しみ。とれたての芋を「ふかし芋」にしてもらい、その美味しさに“ほっぺが落ちそう”になる子が続出したようだ。