第59回運動会

みんなで広げたり、膨らませたりした“バルーン”おじいちゃん、おばあちゃんも頑張った“玉入れ”
先日29日、当園の運動会が開催された。朝から曇り空で降水確率も高く、どうなることかと案じたが、子ども達の純粋な気持ちに応えるように雨も降らず、秋の気配を感じる過ごしやすい天気であった。やはり、み仏さまが見守っておられるのだろう。
どのクラスの子ども達も、保護者の声援を受けながら一生懸命頑張っていた。その声援こそが、何よりも子ども達の力になったはずである。かけっこ、遊戯、親子競技、祖父母との玉入れ、保護者対抗綱引き等々…参加されたご家族の方は、子ども達との触れ合いを楽しんでおられた。
練習の成果を感じた『演武』みんなに力強い愛情を注いで下さる、森藤明先生。
今回初の試みとなった年長児の『演武』、特別教室の一つ「武道教室」で練習してきた成果を親御さんに披露できた。純白の道着を身にまとい、正座、黙想、明浄心得、日常心得、基本剛法、型を精一杯披露した。大きな声で号令・かけ声をかけ、地面での痛い正座にも耐え、堂々と、そして勇ましい姿を見せてくれた。卒園した子ども達も、今までに見たことの無い『演武』に驚きながらも見守ってくれた。保護者からの大きな拍手が、全てを物語っていた。
運動会開始30分前から道着姿で来られた、武道教室講師の森藤明先生。終了するまで微動だにせず、子ども達を優しい眼差しで見守って下さった。“育てる”とは何か、を理解できる人は多くはないと思う。だが、森藤先生は確実に子ども達を“育てて”下さっている。今回の運動会を見ながら、特にそう感じた。