ご供養の品

柄杓をご供養頂き、有難う御座いました。水子さんも喜んでおられるはずです。
先日、境内にある水子地蔵の水差しに、真新しい木製の「柄杓(ひしゃく)」が置いてあった。寺族には心当たりが無く、よくお顔を出して下さる総代さんに尋ねても、ご存じなかった。いったい何方が置いて下さったのか…
当山の水子地蔵には、毎日、お参りの方が来ておられる。お花をお供えされたり、お菓子やおもちゃを御供えされたり、手を合わせてしばしお祈りされたり、水をかけられたり… とても尊い姿である。
今まで置いていた柄杓がだいぶ疲れてきたので「そろそろ」と、思っていた矢先の出来事であり、とても嬉しい“ご供養”であった。お参りに来られた方々も、きっと喜んで頂けるであろう。
お寺にあるものには、それぞれご供養して頂いた方の気持ちが込められていることが多い。仏像、仏具、備品、お供物に至るまで… 
“ご供養”とは目に見えにくいものではあるが、その気持ちは必ずや“想う相手”に届いているはずである。そんな『清い心』を、御仏様はいつも笑顔で見守っておられる。