ラジオ体操
先週末からほとんどの小学校が夏休みに入った。“夏休み”と言えば、遊び、宿題、ラジオ体操という記憶がよみがえる。長期の休みと言っても規則正しく生活していないと、後で溜まった宿題や日記のツケがまわってくる。遊びが先行する子ども達には、なかなか難しい課題であろう。
また、せっかくの休みなのに朝ゆっくり寝れない『ラジオ体操』には、嫌々ながらよく通ったものだ。当山では、地域の小学生のラジオ体操に境内を提供している。子ども達も毎日、頑張って通って来ている様子だ。私は「ラジオ体操」を通じて、毎日の積み重ねの大切さを学んだような気がする。参加すると押してもらえるハンコの数が毎日増えていくと、心なしか嬉しかった。今となって思えば、毎日よく頑張って通ったものだ。親にも感謝しなくてはならない…
近頃では、「ラジオ体操」は七月末迄という地域もあるようだ。また、参加賞としてちょっとしたプレゼントを貰えると聞いたこともある。時代は確実に変わりつつある…
時代は変われど、子ども達には「ラジオ体操」に参加することで、何かを感じてもらいたい。そしていつしか成人し、子ども達の世話をするようになったら、自分が体験した事を活かしてもらいたい。