台風から逃れるように

親子四代での「お盆経」、なかなか出来る事ではありません。
先日14日から、東京近郊の檀家宅へお盆の棚経にお伺いしてきた。ご自宅でのご回向では、ご家族皆さんで共にお経を捧げている。年に一度の「お盆経」ではあるが、ご先祖様も喜んでおられよう。
今回K家をお伺いした時、微笑ましい光景が目に飛び込んできた。当主のお孫さんと曾孫さんが同席してくれたのだ。1才を迎えようとしている曾孫さんは実に可愛らしい女の子であった… 親子四代で集う事は、実に喜ばしいことである。先祖を敬慕する気持ちが、その家を自然に安泰に導いているのではなかろうか。今後も益々のご安泰を願ってやまない。
さて、今回の棚経では台風の影響を受けながらも、実にスムーズに各家を回ることが出来た。いつもなら飛行機を利用していたが、この度はたまたま新幹線を利用する予定となり欠航を免れた。また、行きは台風から逃れるように出発し、帰りは棚経が順調に進んだお蔭で、東京で足止めをくらったものの、待ち時間で昼食をとることが出来た。また、新幹線が運行を再開した時には、絶妙なタイミングで乗ることが出来、名古屋の檀家宅には少々の遅れで無事到着する事が出来た。そして福山には、当初の予定通りに帰着することが出来た。
こんな素晴らしい偶然に感謝しながら、帰宅後すぐさま本堂にて手を合わせる自分であった…