文武両道

今年度から保育園の特別教室として「武道教室」が始まった。5月の開始以来2ヶ月が過ぎ、子供たちも毎回楽しみながら体を動かしている。初めのうちは道着の扱いもままならなかったが、今では上手に着たり、たたんだりすることが出来る。また、声の出し方、挨拶の仕方が驚くほど良くなった。お腹から声を出せば、気持ちが良いだけでなく体の鍛錬にもつながる。部屋に出入りする時は一礼をし、身の回りのものはきちんと整理整頓し、言われたことには返事をし、廊下を歩く時には慌てず走らず… 当たり前と言えば当たり前の事だが、こういう日常規範が自然に身につくことは、本当に素晴らしいと思う。
森藤先生はいつも『文武両道』の重要性を諭されている。両者のうちの一つでも欠ければ、両者がうまく融合していかなくては、完成など有り得ないと言う事である。
そのためには、日々の継続から、やがては大きな夢へとつなげていく気持ちを養うことが大切である。“当たり前のこと”、まず第一歩はそこからである…
『明浄心得』
ひとつ、元気な体と心をつくろう。
ひとつ、先生やお家の人の話をしっかり聞こう。
ひとつ、約束を守り、友達と仲良くしよう。
ひとつ、ご先祖を敬い、いただいた命を大切にしよう。
『日常心得』
・大きな声で挨拶をする。
・使った物はきちんと片付ける。
・遊ぶときは遊び、学ぶときは学ぶ。

正座が確実に身についています。型の基本も、しっかり練習しています。