星に願いを

「ゆうちゃんとお空の友達が、幸せに暮らせてますように…」
七夕を前に、水子地蔵のすぐ脇の木の枝に、可愛らしい風鈴が飾られていた。
風鈴には短冊もつるされ、我が子に託す母親の願いがしたためられていた。
今は亡き、水子を思う親の気持ちが文面から伝わってくる。
当園の七夕飾りにも、我が子を思う親の願いが、色とりどりの短冊にしたためられていた。生きていても、亡くなっていても、親が子どもを思う気持ちに変わりはないものである。
水子供養を捧げる方のほとんどが、悩みや苦しみを抱えている。
「どうしてこの世に生を受けれなかったのか、受けさせてあげれなかったのか…」
ただ、自分を責めるだけではなく、一度は宿った小さな命を、“心”に感じながら日々を送っていただきたい。水子もきっと、喜んでくれるはずである。
目には見えなくても、形は無くとも、親子の絆はつながっているのだから…
誰となく、水子地蔵にお花やお菓子を御供えしてくれています。