誕生

赤ちゃんを見ていると、色んな気持ちが込み上げてきます。
先月、某博物館のM学芸員さんからメールを頂いた。
「第一子が無事生まれました!」との嬉しい知らせである。写真が添付してあったので開いてみると、可愛らしい生まれたての赤ちゃんが写っていた。やはり“生命の誕生”には感動を覚えるものだ…
今月、我が子も11回目の誕生日を迎えた。あんなに小さかった赤ちゃんが、今では一人前な口をきいている。子どもの成長は早いものだ。
我が子を見ていて思うのは、「あと数年後には、どうなっているだろう?」と、いうことである。中学校では多感な時期を迎え、高校では自分の将来について真剣に考えるであろう…人生は、いつも平坦な道ばかりではなく、時には迷い、時には険しき道も進まなくてはならない。だが、進むべき方向だけは自分自身でしっかりと決めてもらいたいものだ。親であれば無条件で子どもに手を貸してしまいがちだが、私も気をつけようと思う。優しさだけが愛情でない事は理解しているつもりだから。
ただいつの日か、「あの時はこうだった、ああだった」と、語り合いたいものだ。“生命”を与えて頂いたことに感謝出来れば、おのずとそんな日も来るのであろう。