小さな力持ち

すかさずカメラを取ってきて、写してくれました。
日曜日、午前中の法務も終わり、午後は気になる寺務を色々とこなした。
休みで暇を持て余している息子も手伝いをしてくれ、これが意外に助かっている。
お寺は、準備や片付けをすることがとかく多い。そろそろ本堂の天井扇を使う時期になったので、準備・確認の為に本堂の屋根裏に上がってみた。屋根裏に上がる際は、長いはしごをかけて上らなくてはならない。一人では到底運べないので、ここで息子の出番である。まだまだ子どもと思っていたが、知らぬ間に力はついているものだ。はしごを本堂に運び込み、壁に立てかける。私が屋根裏に上る時には、「しっかりと支えてないと、父さんが落っこちるぞ!」と言いながら支えさせる。すると顔を赤くして、渾身の力を込めて支えてくれる。
その後、伸び放題に伸びていた芝を刈る時には、草刈機のモーターをかけたいと挑戦してみたり、刈った芝を掃いてくれたりとよく手伝ってくれた。こんな雑用と思えることでも、必ず役に立つ時は来るものだ。
いずれは息子も自分の家庭を持つであろう。そして自分の子どもと接する時に、「あの時は、親父とあんなことをしたな…」と思い出してくれれば、嬉しいことだ。