豆まき

子供に対して鬼は2人!保育士たちも必死です。お面がないので、顔に当たると痛いようです。
今日は「節分」、おそらく全国各地で「豆まき」が盛大に行われている事であろう。それにしても今朝はよく冷え込んだ。外の気温計は-2℃を指していた。明日は「立春」、これから次第に暖かくなることを期待したい。
当保育園では昨日「豆まき」を行った。
まず始めに、4,5歳児の園児が本堂の回廊に一列に並び、保育士扮じる“優しい鬼さん”に対して集中攻撃を加える。子供達は笑いながら、大いに楽しんで豆をまいている。
“優しい鬼さん”とはその後講堂で行われる、“本格的な豆まき”のほんのプロローグでしかない。初めから園児達を泣かすわけにはいかないからだ…
その後、全園児が講堂に集合し、歌を歌ったり、紙芝居を見たり、楽しい雰囲気で進行していく。
そして待ちに待った「豆まき」が、低年齢児から始まった。
低年齢の子供達にとっては、“優しい鬼さん”でも充分に怖いものである。あまり刺激し過ぎないように進める。
3歳児あたりからは、先程の“優しい鬼さん”とは違い、仮面をかぶった“怖い鬼”へと変化していく。子供達の表情も次第に曇ってくる。迫力のある鬼を見て泣き叫んだり、先生の後ろにしがみついたり、必死に逃れようとしている…大人からしてみると実に愛らしい姿である。
楽しい時には笑い、怖いときには泣き叫び、感情を素直にだせる子供達は本当に純真である。鬼を見て泣き叫ぶのも、ほんの一時のことであろうが、笑える時に大いに笑い、泣ける時には大いに泣いて、しっかりと心も成長させてもらいたい。