チャレンジ精神

本堂の前にて、中継取材を行いました。Yリポーターが行衣を身にまとい、水行にチャレンジしました。
先日、RCCラジオのYリポーターとKリポーターが当寺に来られた。
大晦日に行われる『浄心水行・除夜の鐘』の取材である。
『浄心水行・除夜の鐘』…大晦日「除夜の鐘」をつく前に、本堂前にて寒中の「水行」を行い、一年の垢を落とし、清浄な心身にて年を越すのである。
昨年はドラゴンジム・龍真会のM会長を筆頭に、門弟の皆さん、またカナダ人のトムさんも挑戦され、大勢の参詣者の中、盛大に年越行事が執り行われた。驚くことに、M会長はその日以来、毎日水をかぶって心身共に鍛錬されているようだ。なかなか出来る事ではない!
取材当日、法務を終わらせ寺に帰ると、すでにリポーター2人がお待ちになっていた。今月上旬、当寺で行われた空手古武道『演武会』の取材にも来て下さったお2人で、久しぶりの再会となる。話を色々とさせて頂く中で、Yリポーターが「今日、“水行”に挑戦してみたい」と言われる。私はてっきり大晦日に挑戦されるのかと思っていたので驚いたが、早速準備を済ませ、ラジオ中継本番を迎えた。リポーターと言えども年頃の女性である。「何かあっては…」と心配したが、ラジオ中継と水行を立派にこなされ、番組も非常に盛り上がりをみせた。実はYリポーター、水行挑戦の条件である“自宅での水行練習”を、約束通り行っていたようだ。今回は時間の都合上、水行は一杯だけではあったが、何かを感じていただけたのではないだろうか。大晦日には是非『浄心水行』に挑戦頂き、更に何かをつかんで頂ければと思う。
私は『経験こそは宝なり』という言葉が好きである。見聞を広めることは誰でも出来るが、実際に経験を重ねることは、それこそ“チャンス”が無いと出来ないものである。今後も多くの方に、“お寺ならではの仏事や行事”に触れていただき、何かを感じて頂ければ、有り難いことである。
明日28日AM11:00からは、FM福山の中継取材もお見えになって下さるようだ。
頑張らなくては…